体脂肪には皮下脂肪と内臓脂肪がありますが、それぞれ脂肪の消費される仕組みや、過剰についてしまった場合の影響が異なっています。
皮下脂肪と内臓脂肪のどちらがつきやすいかは、体質や年齢、性別などでばらつきがあるので、自分がどちらのタイプになりやすいのか把握して、効率的にダイエットを行いましょう。

皮下脂肪と内臓脂肪はつく場所が異なる

皮下脂肪も内臓脂肪も、脂肪細胞が中性脂肪を蓄えたもので、エネルギーの貯蔵庫としての役割があります。体脂肪は広く全身に分布していますが、皮膚のすぐ下につく皮下脂肪と、体の深部に近い内臓の周りを覆っている内臓脂肪とに分類することができます。

厳密には病院でCTやMRI検査を受けて確認する必要がありますが、皮膚の上から手でつかめるのが皮下脂肪、手でつかむことができないのに、お腹がぽっこり出ている状態だと、内臓脂肪が多くついている可能性があります。健康診断で行われるメタボリックシンドロームの検査で、お腹周りのサイズを測定するのはこのためです。

また、内臓脂肪は皮下脂肪と違って、体型の違いとして現れにくいので、見た目は太っていなくても、実は内臓脂肪が多くついた肥満の状態ということがあります。内臓脂肪が多いかどうかは、家庭用の体脂肪計や体組成計で、だいたいの量が確認できますので、気になる人は測定してみましょう。

皮下脂肪と内臓脂肪のそれぞれの特徴

過剰な内臓脂肪は生活習慣病のリスクが高まる

内臓脂肪は、皮下脂肪よりも優先的にエネルギーとして利用され、流動性が高いので、健康への影響が大きいという特徴があります。

適正な量の内臓脂肪なら問題ないのですが、内臓脂肪が過剰についている場合、脂肪がエネルギーとして消費できる形に分解される過程で、血中に中性脂肪やLDLコレステロールなど脂質が高い状態を作り出して、動脈硬化が起こりやすい状態にしてしまいます。

内臓脂肪は女性より男性の方が増えやすい

体脂肪のつきやすさは、性ホルモンの影響を受けやすく、男性は内臓脂肪が、女性は皮下脂肪がつきやすいという特徴があります。ただし、閉経後の女性は、女性ホルモンの分泌量が減るために、脂肪の付き方に変化が起きて、内臓脂肪が増える傾向があるので注意が必要です。

まとめ

体脂肪のうち、皮膚のすぐ下につくものを皮下脂肪、腸の周りなど内臓周辺につくものを内臓脂肪と分類しますが、同じ体脂肪でも、皮下脂肪は皮膚の上から確認できるのに対して、内臓脂肪は見た目には現れにくいという特徴があります。一見太っていないように見えても、お腹周りのサイズだけが大きい人は、メタボリックシンドロームの可能性があるので注意が必要です。