お腹周りに特に脂肪が多くついたビール腹は、内臓脂肪型肥満の特徴です。同じ肥満の状態でも、皮下脂肪型肥満に比べて、内臓脂肪型肥満は糖尿病や動脈硬化などの生活習慣病にかかるリスクが高いと言われており、健康診断で指摘された人は、内臓脂肪を減らすための対策が必要です。

さて、お腹周りの脂肪を減らして引き締めるというと、まずは腹筋からと考える人は多いかと思いますが、内臓脂肪を効率的に減らす運動にはどのような方法がよいのか調べてみました。

筋肉トレーニングと有酸素運動の組み合わせが良い

内臓脂肪は皮下脂肪に比べて代謝されやすいため、食事内容の改善や、定期的な運動を取り入れることで、比較的短時間で落とすことができます。

内臓脂肪はお腹周りに多いので腹筋やウエストをシェイプする運動が効果的なように見えますが、効率よく落とすなら、筋肉の瞬発的な動きが求められる筋肉トレーニングに、酸素を取り入れて脂肪を燃焼させる有酸素運動の組み合わせがおすすめです。

肥満になってしまうのは、摂取エネルギーが消費エネルギーを上回ってしまうことが原因ですが、筋トレによって筋肉を鍛えれば基礎代謝を高めることができ、消費エネルギーを増やすことができます。

筋トレなど瞬発的な運動では筋肉中のグリコーゲンがエネルギーととして消費されますが、ウォーキングやジョギングといった有酸素運動は、体脂肪を直接エネルギーとして使います。このため、腹筋などの筋トレだけでなく、有酸素運動も取り入れることで、内臓脂肪の減少にさらなる効果が期待できます。

インナーマッスルを鍛えて代謝アップ

内臓脂肪を減らすには、一般的な腹筋運動でも効果が期待できますが、より効率的にトレーニングを行うには、インナーマッスルを重点的に鍛えるのがよいでしょう。お腹周りの筋肉では、アウターマッスルである外腹斜筋に対して、その内側にある内腹斜筋や腹横筋がインナーマッスルに相当します。

インナーマッスルはアウターマッスルに比べて長時間にわたる運動を行う筋肉で、有酸素運動などに使われます。また、エネルギー源として脂肪を多く使うので、内臓脂肪の減少にもつながるでしょう。

ここで、内臓の働きを活発にし、体幹を安定させる働きのある腹横筋のストレッチを紹介しておきます。

1.手と膝をついて四つん這いになり、背中をアーチ状に丸めます。
2.この姿勢をキープしたまま、お腹の力を抜いてアーチを緩めます。
3.ゆっくりとお腹を引き上げます。
4.これを1回に5~10回繰り返して行い、1日に2セットくらい行うとよいでしょう。

まとめ

お腹周りに特に多く脂肪がついたビール腹は、過剰についた内臓脂肪が原因かもしれません。内臓脂肪を落とすためには、腹筋などの筋トレのほか、ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動を組み合わせるとより効果的です。

筋トレの際は、アウターマッスルだけでなくインナーマッスルを鍛えると、内臓の働きが活発になり、内臓脂肪の除去に役立つでしょう。