同じ体脂肪でも皮下脂肪と違って、体の深部につく内臓脂肪は、過剰につくと生活習慣病の危険性が高まると言われており、健康診断でも、お腹周りのサイズをチェックされますよね。

しかし、特に暴飲暴食していないのに内臓脂肪が多いと言われた、家族と同じような食事内容なのに、自分だけお腹が出ているなど、内臓脂肪の付き方に関して疑問に思っている人は多いかもしれません。

そこでこの記事では、内臓脂肪が増えてしまう原因についてまとめてみましたので、自身にあてはまるものがないか、ぜひチェックしてみてください。

内臓脂肪が増える仕組み

内臓脂肪が増える原因は、基本的には摂取エネルギーが消費されるエネルギー量よりも多くなることです。まず、食べ過ぎや運動不足などのために、エネルギー源である糖分が体の中で余ってしまうと肝臓で中性脂肪に変換されて貯蔵されます。

中性脂肪は肝臓だけでなく血液を通して全身の脂肪細胞に運ばれて、飢餓状態に備えて貯蔵されます。

脂肪の量が適正であれば問題ないのですが、中性脂肪を過剰にため込んだ脂肪細胞は、血栓ができやすくなったり糖尿病を引き起こす悪玉ホルモンを分泌しはじめるので、問題視されています。

内臓脂肪は皮下脂肪に比べて、悪玉ホルモンを分泌しやすいので、皮下脂肪のために肥満になっている人よりも、お腹周りだけがぽっちゃりしている内臓脂肪型肥満の人のほうが生活習慣病になるリスクが高いと言われています。

また、体脂肪の付き方は、性ホルモンの影響を受けるので、女性は皮下脂肪がつきやすく男性は内臓脂肪がつきやすいという特徴があり、お腹のぽっこり出たビール腹の男性は注意が必要です。

内臓脂肪が増える原因

過食と運動不足

内臓脂肪も皮下脂肪も、脂肪細胞が中性脂肪で肥大化することで増大します。中性脂肪は、食事などで摂取したエネルギーのうち、消費されずに余った分がを原料として小腸や肝臓で合成されます。

このため、消費されるエネルギーよりも過剰な食事を摂り続けていれば自然と体脂肪が増加してしまいます。

加齢による基礎代謝量の減少

食事の内容や量は普段と変わらないのに、年齢とともに太ってきたように感じる人は多いと思いますが、これは、加齢によって代謝量が減ったためだと考えられます。

特に運動をしなくても、生命活動を維持するために必要なエネルギーを基礎代謝と言いますが、若い人や筋肉量が多い人は基礎代謝量も多い傾向にあります。

しかし、加齢や筋肉の衰えによって基礎代謝量が減ったのに、以前と変わらない量の食事を続けていると、エネルギーが余って内臓脂肪や皮下脂肪として蓄えられてしまいます。特に、閉経後の女性は、ホルモンバランスが変化することによって、内臓脂肪が増えやすいので注意が必要です。

脂肪分、糖分の摂りすぎ

脂肪分の多い食事をしていると、内臓脂肪が増加しやすくなりますが、脂肪だけでなく、糖分のとりすぎにも注意が必要です。糖分はすぐに使えるエネルギーとして消費されますが、余った分は肝臓で中性脂肪に合成されます。

糖分というと甘いものというイメージがありますが、お酒や炭水化物も含まれますから、摂りすぎには注意しましょう。

まとめ

内臓脂肪が増えるのは、過食や運動不足によって体内で余ったエネルギーが中性脂肪として脂肪細胞に蓄えられることが大きな原因です。これに加えて、加齢によって基礎代謝が減ったことや、脂肪分、糖分の多い偏った食事も影響しています。

また、脂肪の付き方は、性ホルモンの影響を受けるので、女性より男性のほうが内臓脂肪がつきやすい傾向にあります。